チントレを始めたいと思っているあなた。
まずはスクワットから始めるべきです。
というのも、実はスクワットは様々な観点からED・早漏への効果が認められている最強のチントレ方法であるためです。
今回は、チントレ効果抜群の理由、正しいスクワット方法、併せてやりたいチントレ3選をご紹介します。
実はスクワットはチントレ効果が大きい
性機能になにかしらの不満を抱えている皆様は、これまで様々なチントレを試してきたことでしょう。
よく見る方法から怪しい方法まで、数多のチントレ情報が世にあふれています。
今回おすすめしたいのは、ご存じの通り「スクワット」。
さっそくスクワットとチントレの関連性について解説していきたいと思います。
チントレとして効果がある理由
まずは、スクワットがチントレとしての効果を認められている理由について。
理由は大きく分けて以下の3つです。
- PC筋が鍛えられる
- 男性ホルモン増加
- 血行促進
PC筋が鍛えられる
PC筋とはペニスとお尻の間辺りにある筋肉で、
①尿を我慢する
②勃起状態を維持する
という2つの役割を担っています。
加齢や運動不足によってここが弱ると勃起不全(ED)などの性機能障害を引き起こす、ということは言わずとも察しがつくでしょう。
スクワットはお尻を含めた下半身全体を鍛えるトレーニングであるため、結果的にPC筋も鍛えられ、チントレとして効果的とされています。
PC筋について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
男性ホルモン増加
ペニスの機能や成長には、「テストステロン」という男性ホルモンが大いに関係しています。
そしてこのテストステロンは、運動によって増えることが研究によって分かっています。
特に身体の大きな筋肉を動かした時に増えやすく、スクワットは太ももの前面にある「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」や、お尻にある「大臀筋(だいでんきん)」を鍛えることができるため、効率的にテストステロンを増やすことができるのです。
血行促進
そもそも勃起のメカニズムについてご存じでしょうか。
簡単に解説すると以下の通りです。
- 興奮で血行が促進される
- 陰茎にも大量の血が流れ込む
- 「海綿体」と呼ばれるスポンジのような組織が血を吸う
- 血を吸った海綿体が大きく膨らみ「勃起」となる
- 海綿体が静脈を圧迫するため血が出ていかず勃起状態が維持される
そのため、血行が悪いと勃起が難しくなってしまいます。
血行が悪くなる原因は様々ですが、コレステロールが血管内で固まって血行を阻害する、糖分や脂質で血液がドロドロになるなどの肥満関連の理由があります。
また、血液のポンプ機能を果たしているふくらはぎの筋力が低下することも原因のひとつです。
スクワットは、ダイエットとしての効果を発揮しながらふくらはぎの筋肉も鍛えることができるため、血行不良によるEDを改善することができます。
スクワットがペニスに与える効果
スクワットはチントレとして効果的であることが分かりました。
しかしチントレと一口に言ってもその目的は人によって様々。
ここからは、具体的にどのような性機能障害に効果があるのかを解説します。
勃起不全(ED)の改善
勃起状態が維持できないまたはそもそも勃起できない状態が続くことを「勃起障害」「勃起不全」「ED」と呼びます。
加齢とともに発症率は高まり、一般社団法人 日本性機能学会の調査によると、40代未満で1~10%、50代で15~30%、60代で20~40%が発症すると言われています。
スクワットはEDの改善に効果があります。
前述の「チントレとして効果がある理由」を踏まえて、その理由を解説します。
【PC筋が鍛えられる】について
前述の通りPC筋は勃起状態を維持するための筋肉です。
スクワットでここを鍛えることによりEDの改善につながります。
【男性ホルモン増加】について
テストステロンと勃起不全の関連性については残念ながらまだ明らかにされていません。
しかし、勃起に関わる神経や血管の正常な働きを保つために重要な存在であることは確かとされています。
実際に、テストステロン補充療法によってEDが改善されたという研究結果もあります。
【血行促進】について
勃起は血液が陰茎に流れ込むことで起きる現象であるため、血行が悪いと勃起ができません。
運動で血行を促進することによりEDの改善が期待できます。
早漏の改善
膣への挿入前または挿入後約1分以内に射精してしまう状態が続くことを「早漏」「PE」と呼びます。
一般社団法人 日本性機能学会の調査によると、約20%もの男性が早漏に悩んでいるそうです。
スクワットは早漏の改善にも効果があります。
いまだ不明瞭な点も多いのですが、PC筋との関連性については研究で明らかになっています。
【PC筋が鍛えられる】について
PC筋には尿道から精液を押し出すポンプの役割もあるため、常に強張っているとすぐに射精してしまいます。
PC筋を鍛えることで緊張と弛緩を自由にコントロールできるようになり、早漏改善につながります。
【注意】サイズアップ効果はなし
「スクワットでペニスが大きくなる」という噂を聞いたことはあるでしょうか。
あれは嘘です。
Q.スクワットで本当に大きくなったのですが?
A.一時的なものです。
運動で一時的に血行が促進され勃起時のサイズが大きくなっただけです。
Q.テストステロンは男性器の成長に関与してるはずでは?
A.それは思春期までの話です。
もしあなたが中学生以下なら効果があるでしょうが、おじさんはあとは老いるだけです。
チントレ効果を高めるスクワットのやり方
スクワットは、正しい方法でやらなければ十分に効果を発揮できません。
SNSや動画サイトなどで解説している人がたくさんいますので、それらを参考に行うと良いでしょう。
男性器の専門医がペニスや性病の解説をする、登録者22万人(2025年11月時点)の「Dr.元神チャンネル」をご紹介します。
当動画で解説されている手順も書いておきますのでぜひ参考にしてみてください。
- 足を肩幅より少し広げる
- 足を少し外側に向ける
- 膝が内側を向かないようにゆっくりお尻を突き出す
- キツイと思うところまで下げたらすっと身体を上げる
- ③④を20回繰り返す
スクワットと合わせてやりたいチントレ3選
スクワットだけでももちろんチントレとしては効果的ですが、追加して行いたいチントレをさらに3つご紹介します。
- 【ED・早漏】ケーゲル体操
- 【ED】有酸素運動
- 【早漏】刺激への慣れ
【ED・早漏】ケーゲル体操
ケーゲル体操とは、最も一般的なPC筋のトレーニング方法です。
ED・早漏の両方に効果があります。
トレーニングといっても、PC筋を意識しながらお尻の穴を締める→緩めるを繰り返す簡単なもの。
仰向けになって膝を立てる姿勢が基本ですが、慣れれば座っていても立っていてもできるようになります。
もちろんスクワットをしてる最中にも。
ケーゲル体操とスクワットを同時にやればチントレ効果も増加します。
【ED】有酸素運動
まずは有酸素運動と無酸素運動の違いについて解説します。
| 有酸素運動 | 無酸素運動 | |
|---|---|---|
| 概要 | 軽い負荷を長時間 | 強い負荷を短時間 |
| 代表的な運動 | ジョギングや水泳 | 短距離走や筋トレ |
| エネルギー | 脂肪をエネルギーに変換し酸素が運ぶ | 身体に蓄えている糖を分解しエネルギー化 |
| 身体の変化 | 脂肪燃焼かつ血行促進 | 筋肉が付いた男らしい体格 |
表を見てわかる通り、通常のスクワットは無酸素運動。
無酸素運動は筋肉を付ける・テストステロンを増やすなどの効果がありますが、EDに悩み血行促進を第一目標としている場合は有酸素運動も交えるのがおすすめです。
有酸素運動としてのスクワットとは、具体的に言うと「浅くしゃがんでその分回数を増やす」など。
運動中はエネルギーが必要になるため、有酸素運動をしている時は長時間にわたって血流が増えます。
そうすると血管が強くしなやかに鍛えられるため、運動をしていない時でも血行が促進されやすい身体になるのです。
【早漏】刺激への慣れ
早漏にお悩みの方は、刺激に慣れる練習もしておきましょう。
これはスクワットと同時にはできないため、空き時間で行ってください。
早漏の原因はいくつかありますが、その中に「過敏性早漏」というものがあります。
その名の通り、ペニス(特に亀頭)が刺激に対して過敏に反応し射精してしまう状態です。
オナニーの時に亀頭を重点的に弄る
亀頭にシャワーを当てる
包茎の場合は定期的に皮を剥いて外気に当てる
などの方法で日頃から刺激に慣れておけばいざという時も過敏に反応しなくなります。
大手アダルトグッズブランド「TENGA」からも早漏トレーニング用のTENGAが販売されています。
以下の記事で詳しく説明していますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
スクワットでペニスを鍛えて射精をコントロールしよう
スクワットは、「PC筋が鍛えられる」「男性ホルモン増加」「血行促進」の3つの観点から、非常に効果的かつ効率的なチントレであると言えます。
ED・早漏の改善効果は見込めますが、サイズアップ効果はないので注意してください。
また、スクワットと同時にケーゲル体操や有酸素運動をするのもおすすめ。
空き時間にはオナニーなどでペニスを鍛えましょう。
射精をコントロールできるようになって、男としての自信を取り戻してください。
この記事の参考サイト
The Effect of Resistance Exercises on Testosterone:J Eurasia Sports Sci Med
動脈硬化性疾患とは?:一般社団法人日本動脈硬化学会
ED診療ガイドライン[第3版]:日本性機能学会/日本泌尿器科学会
Pelvic Floor Muscle Training in Males:Practical Applications:Andrew L. Siegel




