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豆乳・納豆等の大豆製品は薄毛対策に役立つ。秘訣は『大豆イソフラボン』にあり

豆乳・納豆等の大豆製品は薄毛対策に役立つ。秘訣は『大豆イソフラボン』にあり

豆乳や豆腐が薄毛対策に絶大な効果をもたらすことをご存じですか?
今回はそんな豆製品の薄毛との関係と、その根拠についてまとめました。

【結論】豆乳・納豆は薄毛対策に役立つ。根拠は『大豆イソフラボン』にあり

大豆製品が薄毛対策に役立つその根拠は、成分である「大豆イソフラボン」にあります。

では、大豆イソフラボンを体内に取り込むことで具体的にどのような効果があるのでしょうか。

大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きを持つ成分

大豆イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」と似た化学構造をしていて、体への作用も類似しています。

大豆イソフラボンの代表的な働きの例として、女性の更年期障害にともなう体のトラブルの緩和や、新陳代謝を促進することで肌や髪の毛を美しく保つ作用があります。

こうした働きを持つため、大豆イソフラボンは主に女性に人気の成分なのです。

大豆イソフラボンはAGAの原因となる還元酵素の働きを抑制する効果も持つ

そんな女性に人気の高い大豆イソフラボンですが、実はAGAの予防にも効果があります。

その理由は大豆イソフラボンが「ジヒドロテストステロン(DHT)」という男性ホルモンの分泌を抑制するためです。
ジヒドロテストステロン(DHT)とは薄毛を引き起こす成分です。

そしてその薄毛の作用は女性ホルモンによって妨害されます。
そのため女性ホルモンと構造や働きがよく似ている大豆イソフラボンにも、ジヒドロテストステロン(DHT)の作用を妨害する効果があるのです。

豆乳・納豆は薄毛予防以外にも効果的!得られる3つのメリット

大豆イソフラボンは薄毛予防以外にも、以下のような嬉しい効能があります。

  • ダイエット効果がある
  • 肌が綺麗になる
  • 高血圧防止を促進する

ダイエット効果がある

大豆製品には大豆レシチンという成分が含まれています。
大豆レシチンにはコレステロールや中性脂肪を減らしたり、血流を促進して代謝を良くしたりする効果があります。

また、大豆製品にはタンパク質も豊富に含まれているので、筋肉がつきやすく、脂肪が燃えやすい体作りを補助します。

肌が綺麗になる

美肌ホルモンとも呼ばれる女性ホルモン「エストロゲン」。
前述したとおり、大豆イソフラボンはエストロゲンと似た構造・働きをします。

肌のハリを保持する「コラーゲン」を増やす効果があり、更に細胞の新陳代謝を高めて肌細胞のリセットを促進するため、若々しい肌を保つことができます。

高血圧防止を促進する

豆製品の中でも特に豆乳に多く含まれる「カリウム」という成分が血圧を安定させる効果があります。

カリウムは、血圧を上昇させる「ナトリウム」を体外に排出させる働きを持っており、血圧を正常な状態に保ってくれるのです。

薄毛対策で豆乳を飲む際の注意点

薄毛対策で豆乳を飲む際の注意点は以下が挙げられます。

  • 豆乳は1日200mlまで
  • 豆乳を飲み過ぎると太りやすい体質になる

豆乳は1日200mlまで!

豆乳は、1日あたり200mlを目安に摂取しましょう。

このように1日の摂取量の目安が設けられている理由は、豆乳を大量に摂取することでホルモンや栄養のバランスが崩れたり、アレルギー症状が引き起こされたりすることを防止するためです。

特に男性が豆乳を摂取しすぎると「女性化乳房症」を引き起こす恐れがあります。
女性化乳房とは、男性の乳房の発育が促進されることにより乳腺の肥大・腫瘤・圧痛を症状とする疾患です。

女性化乳房は稀に男性乳癌を併発することがあるので注意が必要になります。
こういったリスクを避けるためにも、豆乳の摂取は1日200mlまでにしましょう。

豆乳を飲み過ぎると太りやすい体質になる

ヘルシーなイメージとは裏腹に、豆乳はカロリーが高い食品です。

特に調整豆乳は飲みやすいようにフレーバーや砂糖が多く入っているため、飲みすぎると言わずもがなカロリーオーバーで太ります。

また、タンパク質を過剰に摂取してしまうと内臓疲労や腸内環境の乱れに繋がり、消化不良が起きることもあるため注意が必要です。

豆乳が苦手だったら、他の大豆食品でカバーしよう!

豆乳には独特の臭みやクセがあり苦手な人も少なくありません。
そんな人は豆乳以外の食品で大豆イソフラボンを摂取しましょう。

大豆イソフラボンを多く含む食品は、納豆と油揚げ、豆腐などが挙げられます。

特に納豆は豆製品の中でも豆乳の次に大豆イソフラボンが多いだけでなく「ナットウキナーゼ」という納豆にのみ存在する成分が含まれています。

このナットウキナーゼには血液をサラサラにする効果があり、摂取した大豆イソフラボンやたんぱく質を効率よく頭皮に運ぶことが出来ます。

薄毛対策で納豆を食べる際の注意点

薄毛対策で納豆を食べる際に注意すべきことは以下が挙げられます。

  • 納豆の目安摂取量を守る
  • 納豆ばかりを食べる偏食にならないように注意する

納豆の目安摂取量は1日50gまで

納豆の目安摂取量は1日50g、およそ市販の納豆1パックほどです。

納豆に含まれる大豆イソフラボンやたんぱく質量を考慮して出された数値で、過剰摂取による体調不良を防止することが目的です。

納豆ばかりを食べる偏食にならないように注意する

納豆ばかり食べると、前述した通りホルモンや栄養のバランスが崩れ、体調不良や薄毛を悪化させる原因にもなります。

薄毛対策のために納豆を摂取するのであれば、適切な量と他の食品との組み合わせでより良い栄養バランスになるよう心がけましょう。

大豆パワーで薄毛改善を狙おう

大豆イソフラボンが薄毛対策にも効果的であることがわかりました。

ただ、効果を最大限発揮することはもちろん、健康を維持するためにも適切な量を守って摂取し、薄毛対策をさらに強化していきましょう。