薄毛にもパーマをかけることは可能ですが、頭皮や髪の毛にある程度のダメージがかかります。
正直、ある程度髪の毛が残っている人しかパーマはオススメ出来ないので、こちらでは薄毛にパーマをかける時の注意点を5つ紹介します。
薄毛でもパーマは当てられるが、髪にダメージを与えるリスクも伴う
結論から申し上げると、薄毛でもパーマをかけることはもちろん可能です。
しかし、髪の毛や頭皮にダメージを与えるリスクも伴うということを覚えておきましょう。
パーマは薬剤を使用して髪の毛に癖をつけるので、パーマ後の頭皮と髪の毛は薬剤の影響によりダメージを受けています。
ツイストパーマなどの細かいパーマをかける際には強めの薬剤を使用します。
反対に、ソフトパーマなどのふんわりとしたパーマをかける際にはそこまで強くない薬剤を使用します。
そのため、パーマの種類によっても髪の毛に与えるダメージが異なります。
パーマをかけている最中、あるいはその前後に、髪の毛を傷めないようにする工夫を行うことが重要です。
薄毛の人がパーマを当てる時に気をつけたい5つのポイント
薄毛の人がパーマを当てるには、注意しなければならないポイントがあります。
気を付けたいポイントは、大きく分けて以下の5つです。
- 美容師さんと頭皮や抜け毛の状態を確認する
- パーマの頻度は2〜3ヶ月に1回にする
- 同時にカラーをしない
- 頭皮や髪に優しい成分のパーマを選ぶ
- 施術前後のシャンプーはやりすぎない
美容師さんと頭皮や抜け毛の状態を確認する
最も大切なのは、美容師さんと頭皮や抜け毛の状態についてしっかりと確認すること。
現在の状態とパーマのデザインがあっていないと、さらに薄毛に見えてしまう可能性もあります。
現状をもとに、どんなパーマが最適なのかを相談しながら決めていきましょう。
薄毛とひとくちに言っても、その状態は人それぞれです。
おでこや頭頂部などの一部分だけ薄いのか、それとも全体的に薄毛が進行しているのか、タイプによって適しているパーマも変わってきます。
一部分だけ薄いタイプの方が、パーマによる薄毛隠しは向いています。
全体的に薄い場合はパーマだけだと薄毛が隠し切れないことが多いので、別の方法も検討してみましょう。
美容師さんに髪の毛の気になる部分を伝え、薄毛の現状を確認することで、悩みに沿った施術方法を提案してくれるはずです。
パーマの頻度は2〜3ヶ月に1回にする
パーマの頻度が高すぎると、髪の毛の傷みがどんどん蓄積してしまいます。
そのため、頻度は2~3ヶ月に1度がおすすめ。
頻繁にパーマをかけると髪の毛が弱り、抜け毛が進行する原因にもつながります。
しかし、『パーマの持ちが弱く、頻繁にかけなおさないと持たない』という方は美容師さんと相談しながら頻度を決めたり、デザインを検討したりすることをおすすめします。
そのときどきの見た目も重要ですが、将来的に薄毛を進行させないようにすることが大切です。
年月が経ってから後悔しないためにも、リスクを理解して将来を見据えながら対策を行いましょう。
同時にカラーをしない
カラーリングもパーマと同じく、髪の毛を傷めてしまう原因のひとつです。
同日にカラーとパーマを行うと、ダメージが掛け合わされて髪の毛がひどく傷む原因になります。
そのため、パーマとカラーの同時施術はおすすめしません。
カラーは一度髪の毛のキューティクルを開いてから色素を注入するという仕組みです。
キューティクルが開くと、髪の毛がパサつく原因になります。
また、髪の毛がパサつくことで髪の毛同士が絡まりやすくなり、抜け毛へと発展してしまうこともありますので、ダメージを蓄積させないためにも、カラーとパーマは別日に行いましょう。
頭皮や髪に優しい成分のパーマを選ぶ
先述した通り、パーマの薬剤にも種類があります。
強さだけでなく、パーマ液の成分もモノによって変わります。
髪の毛へのダメージを極力減らしたいのであれば、頭皮や髪の毛に優しい成分で作られているパーマ液を使用しましょう。
また、パーマをかけるのであれば必ず美容室にお願いしましょう。
市販のパーマ液は非常に強い成分で作られているので要注意。
髪の毛が傷むのはもちろん、失敗したらリカバリーが難しくなります。
さらには自分でデザインを考えなければならないということを踏まえると、市販のパーマ液は避けたほうが無難です。
施術前後のシャンプーはやりすぎない
パーマをかける直前にシャンプーでゴシゴシ洗いすぎると、薬剤が染みたり頭皮が荒れたりするリスクが高まります。
さらに、美容室によっては髪の毛を素の状態に戻すため、一度シャンプーをすることもあります。
そのため、自分で丁寧に洗っていく必要はありません。
また、パーマ後の髪の毛は非常に敏感になっています。
さらに、施術直後にシャンプーをするとパーマが取れやすくなってしまいます。
そのため、施術から丸1日経過してからシャンプーをするのがおすすめ。
その際も、ゴシゴシ擦らずに優しく汚れを落とすよう心がけましょう。
パーマのリスクを理解して、満足できるスタイルに
今回の記事では、薄毛対策にパーマを当てる際の注意点についてご紹介しました。
正しい方法でパーマを当てないと、抜け毛がひどくなってしまったりパーマの効果が薄れてしまったりする可能性があります。
薄毛を進行させないためにも、ご紹介したポイントを守ってパーマをかけてください。
特に、美容師さんとデザインや方法についてきちんと相談すること、セルフケアで髪の毛をしっかりと保護することが非常に重要。
大切な髪の毛一本一本をしっかり守っていきましょう。
パーマは無理そうだと思った人は、大人しく諦めて別の髪型に挑戦して下さい。