初期の薄毛の人に限り、生活習慣を治せば髪の毛がまた生えてくる可能性があります。
ある程度髪の毛が無くなってしまった人、無毛地帯が出来ている人は大人しくAGA治療を始めて下さい。
こちらの記事では、少し髪の毛が薄くなってきたなという人向けの生活習慣の見直し方を紹介します。
薄毛と生活習慣は密接な関係あり!
薄毛と生活習慣には密接な関係があります。
具体的には以下の2つの関係により、薄毛に影響が出るとされています。
- 薄毛と成長ホルモンの関係
- 薄毛と身体的、心理的ストレスの関係
薄毛と成長ホルモンの関係
髪の毛の成長には、睡眠後3時間以内に分泌が始まる「成長ホルモン」が大きく関与しています。
こちらのホルモンが正しく分泌され、作用することで髪の毛など体の組織が成長したり回復するわけなのですが、生活習慣が乱れ睡眠の質が低下すると成長ホルモンの分泌量も減少してしまいます。
生活習慣が乱れれば乱れる程、髪の毛の成長が間接的に抑制されることになるのです。
薄毛と身体的、心理的ストレスの関係
生活習慣が乱れると身体的、心理的なストレスにより自律神経が乱れ、血行不良などが引き起こされます。
血行不良になってしまうと、頭皮に届けられるはずの血液が減ってしまい、頭皮が栄養不足になってしまいます。
少ない栄養素では、本来の髪の成長は見込めませんので薄毛に繋がってしまいます。
薄毛の原因となるダメな生活習慣7選
こちらでは真似してはいけない、もしやっていたらやめる必要のある生活習慣を7つご紹介。
- アルコール飲料の過剰摂取
- 睡眠不足と悪質な睡眠環境
- ストレスを溜めこむ
- 過度な喫煙
- 運動不足
- 栄養バランスの崩れた食事
- 生活リズムの乱れ
アルコール飲料の過剰摂取
アルコール飲料を飲むと、肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解されます。
アセトアルデヒドの分解が間に合わなくなると、体内のアミノ酸が使われることになるのですがアミノ酸は髪の毛の成長に欠かせない大切な栄養素です。
つまり、飲めば飲むほど髪の成長に必要な栄養素が失われる事になるのです。
適量であれば多量のアミノ酸を使わずに、アセトアルデヒドが分解できるので飲み過ぎは要注意です。
睡眠不足と悪質な睡眠環境
睡眠時間が3時間だったり、硬いマットレスやこたつで寝てしまったり。
睡眠環境が悪かったり、睡眠時間が極端に短かったりすると髪の毛が成長するために必要な成長ホルモンの分泌量が減ってしまいます。
睡眠不足によってストレスが溜まり、円形脱毛症になる方もいるので睡眠も生活習慣の1つだという事をしっかりと認識しましょう。
ストレスを溜めこむ
ストレスを溜め込むと、自律神経のバランスが乱れ血行不良になります。
血行不良になると頭皮に送られるはずの血液量が減少するため、髪の毛を育てるための栄養分が不足してしまいます。
仕事のストレスや人間関係のストレスなど、日常には様々なストレスがあると思いますがこれらのストレスが間接的に薄毛に関係しているということを覚えておきましょう。
過度な喫煙
タバコを吸った時に、頭がクラクラとした事はありませんか?
ヤニクラと呼ばれるこの症状は、ニコチンにより血管が収縮し酸素が不足することで現れます。
つまり、タバコには吸えば吸うほど身体に血液が送られなくなるという悪影響があるのです。
当然、頭皮にも血液が届かなくなるので髪の毛の成長が抑制され、薄毛の原因となります。
運動不足
普段から運動しない人、特に有酸素運動(ランニングやウォーキングなど)をしない人は体の筋肉が凝り固まり、血液の流れも滞りやすくなっています。
慢性的な血行不良状態になっているということが多いので、頭皮も常に栄養不足になっています。
栄養バランスの崩れた食事
お肉ばかり食べていたり、逆にお肉を全く食べなかったり。脂質が多すぎる食事を摂っていたり。
栄養バランスの乱れは、頭皮の環境に大きな影響を与えます。
油っぽい食事ばかりを繰り返すと、頭皮から分泌される皮脂が増え毛穴詰まりの原因となります。
タンパク質やビタミンが不足すると、髪の毛の成長に必要な栄養が枯渇してしまいます。
たかが食事、されど食事。
髪の毛の成長に必要な栄養素は普段の食事から摂っているものなので、食生活も薄毛に大きく影響しています。
生活リズムの乱れ
朝は何時に起き、何時に食事を摂り、何時に眠るか。
1日の生活リズムが乱れている人は、自律神経のバランスが乱れ、薄毛に繋がる可能性があります。
特に朝太陽の光を浴びていなかったり、毎日夕方まで寝ている人などは注意が必要です。
いますぐ治る生活習慣の改善方法
先ほどご紹介した7つのNG生活習慣の具体的な改善法をこちらで紹介します。
治したいと思った項目だけで良いので、必ず確認してください。
- アルコール飲料は少なめにする
- 早寝早起き・適した寝具を使う
- 悩みや不安をなくしてストレスを解消
- 徐々にタバコの本数を減らして禁煙する
- 有酸素運動による効果的な運動不足解消
- 栄養バランスの整った食事
- 規則正しい生活リズムを目指す
アルコール飲料は少なめにする
薄毛を予防したい、これ以上進行させないためにも、お酒の摂取量は一般的な適量(純アルコールに換算すると20g程度)を目安にしましょう。
日本酒なら一合、ワイングラスなら2杯程度になります。
これ以上お酒を飲むと、大切な髪の毛が失われる可能性が高くなるのでご注意を。
早寝早起き・適した寝具を使う
良い睡眠を得るためにも、早寝早起きを徹底しましょう。
仕事の関係で夜眠るのが遅くなりやすい人は、スマホをいじる時間などを減らして出来るだけ早く寝るように動くことが大切です。
また、夜寝苦しいと感じる人は自分に合うマットレスや枕、掛布団などを探しに行きましょう。
自分が1番リラックスできる環境を作ることが、良い睡眠に繋がります。
悩みや不安をなくしてストレスを解消
仕事の悩みや不安を感じ続け、ストレスがたまると薄毛に繋がります。
ストレスの発散が苦手な人、交友が狭い人向けに1人でも実践できる悩みや不安の解消法をこちらにまとめました。
- 厚生労働省の電話相談を利用する
- ひとりカラオケで怒りをぶつける
- SNSで誰もフォローせず、ただ悩みや不安な気持ちを投稿する
- 今までやってこなかった新しい趣味を始める
- ストレスには肉。美味しいお肉をたらふく食べる
こちらの解消法はあくまで一例ですので、ご自身が気分転換になりそうだなと思ったものを実践してみて下さい。
徐々にタバコの本数を減らして禁煙する
タバコに含まれるニコチンは薄毛の天敵です。
ゆっくりで良いので、今日から徐々にタバコの本数を減らして禁煙しましょう。
もし自分の力だけでは禁煙できない、という人はチャンピックスなどの禁煙治療薬を使うのも選択肢に入れましょう。
禁煙により、いままでタバコに使っていたお金が浮けば、浮いたお金でAGA治療を行う事も可能です。
有酸素運動による効果的な運動不足解消
運動不足を解消する為には、ランニングやウォーキングなどの有酸素運動を生活習慣の中に取り入れる事が1番手っ取り早いです。
定期的に有酸素運動を行う事で、滞っていた血液の流れが良くなり、頭皮にしっかりと血液が届くようになります。
成長できなかった髪の毛が伸びるようになるので、薄毛改善の手助けになります。
栄養バランスの整った食事
薄毛をこれ以上悪化させないためにも、今日から栄養バランスの整った食事を摂るようにしましょう。
具体的には以下7つの栄養素を摂ってください。
- タンパク質(肉類、大豆、魚)
- シスチン(鶏肉、大豆)
- メチオニン(鳥肉、牛肉、羊肉、マグロ、カツオ)
- ミネラル類(面倒な場合はサプリでも可)
- コラーゲン(豚足、牛すじ、軟骨、豚バラ肉、うなぎ)
- ビタミン類(野菜、果物類)
- イソフラボン(大豆製品)
規則正しい生活リズムを目指す
起床する時間をしっかり決め、太陽光を浴びる。
食事の時間も決め、栄養バランスを意識した食事を摂る。
眠る時間はたっぷりと確保して、髪の毛の成長を促す。
基本的な事ですが、上記のような規則正しい生活リズムで日常を送ることが髪の毛の成長に繋がります。
職業によってはずっと同じリズム、ということは難しいかもしれませんがご自身の出来る範囲で規則正しい生活リズムを過ごせるように意識することが大切です。
初期の薄毛なら生活習慣の改善で治る可能性がある。今すぐ行動すべし
今回紹介した生活習慣の改善法で、初期の薄毛なら治る可能性があります。
もしこれらを実践しても薄毛が治らない場合には、大人しくAGA治療を始めて下さい。
放置しても治る物ではないので、まずは専門医に相談する事が大切。
この記事を読み終えて満足するのでなく、薄毛改善に向けて行動を始めて下さい。