早漏の記事

早漏は恥ずかしいことじゃない|4人に1人は同じ悩みを抱えてる

早漏は恥ずかしいことじゃない|4人に1人は同じ悩みを抱えてる

早漏は「人に言えない恥ずかしいこと」という印象があります。
しかし最近の調査によって、早漏はおよそ4人に1人が悩む比較的ポピュラーな悩みであることが分かりました。

早漏の問題点は、早漏に付随した独りよがり感不安感にあります。
今回はその辺りについて深く解説し、早漏に悩む皆様の不安を解消していきたいと思います。

日本人男性の4人に1人は早漏に悩んでる

2025年5月~6月にかけて、一般社団法人 日本性機能学会による、日本初の大規模早漏調査が行われました。
20~79歳の日本人男性37,485人を対象にした調査です。

その調査によると、なんと23.4%(およそ4人に1人)もの人が早漏に悩んでいるとの結果が出たのです。
日本人口に当てはめるとおよそ910万人に相当します。

けっこう多いと感じたのではないのでしょうか?
そう、あなたと同じ悩みをもつ人は意外に多いのです。
なので恥ずかしがらないで大丈夫。安心してください。

同じ時間でも悩む人と悩まない人に分かれる

当調査では、「射精までの時間」ごとの悩みについても調査しています。

早漏は、具体的に射精まで何分以下という基準はありません。
目安として、大体3分以下なら早漏という判断が一般的です。

であれば、早漏に悩んでいる23.4%の人全員が「射精までの時間3分以下の人」であると考えられるでしょう。
しかし実は違うのです。

実は、「射精までの時間3分以下で早漏に悩んでいる人」はわずか11.3%。
残り12.1%「射精までの時間3分以上なのに早漏に悩んでいる人」なのです。

逆に、なんと「射精までの時間3分以下なのに早漏に悩んでいない人」13.4%います。

射精までの時間が同じでも、悩む人と悩まない人に分かれているのは面白いですね。
あなたの悩んでいる時間も、他の人からしたら意外と悩むまでもない時間なのかもしれません。

同じ悩みを持つ男性の声

本当にそんなに悩んでいる人がいるのか?と怪しんでいる人たちのため、実際に同じ悩みを持つ仲間たちの声をお届けします。
パートナーへの申し訳なさや、自分自身の精神面との不一致が辛くなる原因のようです。

早漏に対する女性の本音

早漏を恥ずかしいと思う原因の一つに、「女性から嫌がられているように感じる」という点が挙げられます。
もちろん早漏を嫌がる女性もいますが、全ての女性が嫌がっているというわけではないのです。

次は、早漏に対する女性の批判派意見と肯定派意見を見ていきましょう。

【批判派】早漏は自分勝手だから嫌!

まずは早漏批判派の意見です。

性行為は男女一緒に行うもの。
一緒に気持ちよくならなければ意味がありません。
なのに早漏の男性が相手だと、女性が気持ちよくなる前に性行為が終了してしまうことになります。

その結果、早漏=自分勝手というイメージが付き、女性に嫌われてしまうのです。

【肯定派】早漏でも愛情を感じられればOK

逆に肯定派の意見を持つ女性は、愛情に着目しています。

具体的には、
「早漏である代わりに前戯や愛情表現をしっかりしてくれる」
「すぐイク=私で気持ち良くなってくれているという事実が嬉しい」
といった内容です。

挿入時間が短い分愛情表現をたっぷりと

結論として、二人で気持ち良くなれれば早漏でも女性に嫌われないということが分かりました。

男性が一人で気持ち良くなってしまう性行為は嫌われる原因になりますので、例え自分が早くイッてしまったとしてもそこで終わらせず、女性へのケアを行うようにしましょう。

恥ずかしさが早漏の悪循環を生む可能性

早漏は恥ずかしいことではないとここまでお伝えしてきましたが、早漏への恥ずかしさを捨てた方が良い理由もあります。

それは、恥ずかしいと思えば思うほど早漏が加速する恐れがあるからです。

精神的不安が生む「心因性早漏」

早漏には様々な原因が考えられます。
その内の一つに「心因性早漏」というものがあります。
これは、精神的ストレスが原因で早漏になるというものです。

ここで言うストレスとは、過去の性行為の失敗等が挙げられます。
早くイッて性行為を失敗してしまったという記憶を思い出し、今回も失敗したらどうしようと不安になり、自律神経のバランスが崩れて射精のコントロールがきかなくなってしまうのです。

そのため、早漏を恥ずかしいと思えば思うほど精神的に負荷がかかって次の失敗を誘発してしまう可能性が高まってしまいます。

リラックス方法

恥ずかしさを捨てるために大事なことは、事前に心をリラックスさせること。
おすすめのリラックス方法をいくつかご紹介します。

  • パートナーとのコミュニケーション
  • 少量のお酒
  • 早漏治療薬の使用
  • カウンセリングを受ける

パートナーとのコミュニケーション

まず大事なのは、パートナーに早漏の悩みを打ち明けることです。
恥ずかしいかもしれませんが、一人で抱え続けていては解決の糸口はつかめません。

意外と相手は早漏であることを気にしていないかもしれませんし、していたとしても二人で話し合うことでより良い性行為の形が見えてくることもあります。

相手の気持ちをちゃんと知ることで、早漏への不安が消え、恥ずかしさも解消されます。

少量のお酒

事前に少量のお酒を飲むのもおすすめです。

お酒を飲むと幸せホルモンであるドーパミンが分泌され、一時的に気持ちがリラックスします。
早漏に対する不安感が薄れた状態で性行為に挑むことができるでしょう。

大量に飲むと性的刺激を感じにくくなり逆に失敗の原因となるため、あくまで少量です。

早漏治療薬の使用

早漏には治療薬が存在しますので、それを使うというのも手です。
ここでは、2つの治療薬についてご紹介します。
プリリジー(ジェネリック版はポゼット)が特にリラックスに最適な薬です。

薬の名称 プリリジー
ポゼット(ジェネリック)
リドスプレー
価格相場 プリリジー1錠2,000円
ポゼット1錠200円
10ml1本3,500円
主成分 ダポキセチン リドカイン
効果 幸せホルモン「セロトニン」を分泌させ不安感を和らげる 局所麻酔をして感度を抑え射精を遅らせる
使用方法 性行為の2時間ほど前に服用 性行為の30分ほど前に噴射し直前にシャワーで流す
副作用 一時的に頭痛や吐き気 稀に痒みやかぶれ

※金額は目安です。病院・クリニックによって異なります。

カウンセリングを受ける

人に話すのは恥ずかしいかもしれませんが、病院・クリニックでカウンセリングを受けるのもおすすめです。
人に話すことで心が軽くなり、それだけで早漏が改善される可能性があります。
もしそれだけで治らなかったとしても、一緒に良い対策案を考えてくれるので心強いですね。

相談先として一般的なのは泌尿器科ですが、精神面での不安が大きな要因であるなら精神科もおすすめです。
自分に合った相談先を見つけてみてください。

早漏の悩みを一人で抱え込まないで

早漏に悩んでいるのはあなただけではありません。
意外と4人に1人は同じ悩みを抱えているのです。

また、早漏は女性に嫌われるとお考えかもしれませんが、意外と嫌いじゃないという女性もいます。
あなたのパートナーも実は全く気にしていないかもしれません。

ですので、一度パートナーや身近な人に相談してみるのがおすすめです。
一人で抱え込むよりも、心がすっきりするかもしれません。

この記事の参考サイト

~早漏の実態が日本初の大規模調査で明らかに~日本人男性の約4人に1人が『3分以内』の早漏 早漏の最大要因は「勃起障害(ED)」 調査結果をまとめた論文が国際学術誌に正式掲載:一般社団法人 日本性機能学会
早漏に対する女性の本音とは?【医師監修】:新橋ファーストクリニック
早漏治療薬とは?薬の種類と効果を比較:ユニティクリニック