AGA(男性型脱毛症)の記事

【悩み別】薄毛に効果的な漢方を5つ紹介!効果を高める飲み方も特別伝授

【悩み別】薄毛に効果的な漢方を5つ紹介!効果を高める飲み方も特別伝授

今回の記事では、薄毛に効果的な漢方の種類をご紹介。

さらには漢方の効果を高める飲み方についても解説するので、「なるべくお金をかけないで薄毛を改善したい」「漢方の効果を試してみたい」という方はぜひ参考にしてください。

タイプ別!薄毛におすすめの漢方5選

まずは、薄毛に効果があるといわれている漢方についてご紹介します。

薄毛対策におすすめの漢方は、主に以下の5種類です。

  • 六味地黄丸(ロクミジオウガン)
  • 八味地黄丸(ハチミジオウガン)
  • 婦宝当帰膠B(フホウトウキコウビー)
  • 十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)
  • 黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)

聞き慣れない名前のものが多いかと思いますので、それぞれの漢方における使い方や効果・効能について詳しく解説しましょう。

加齢:六味地黄丸は弱った体を元気にする

六味地黄丸には下記6種類の生薬が配合されています。

  • 山茱萸(サンシュユ)
  • 山薬(サンヤク)
  • 地黄(ジオウ)
  • 沢瀉(タクシャ)
  • 茯苓(ブクリョウ)
  • 牡丹皮(ボタンピ)

六味地黄丸は、弱ってしまった体の機能を補い、体を元気にする作用があります。

足腰兼泌尿器といった下半身の機能において最もよく作用しますが、加齢による薄毛にも効果があるといわれています。

その他、むくみやかゆみ、しびれなどの改善にも効果がある漢方です。

身体全体の機能を補うことで弱まっていた機能が正常化され、ヘアサイクルの乱れや抜け毛の改善に繋がります。

加齢:八味地黄丸は体を温めて新陳代謝を促進

八味地黄丸は、六味地黄丸に配合されている生薬6種類+「桂皮(ケイヒ)」「附子末(ブシマツ)」の2種類、計8種類の生薬が配合されています。

こちらも六味地黄丸と同じように、弱ってしまった体の機能を補って元気な体に整える作用があります。

八味地黄丸に配合されている附子末は体を温めてくれる効果があるので、冷え性の改善や血行の促進といった作用もあります。

頭皮の血行が良くなると栄養が行き渡りやすくなるので、健康な髪の毛が生えてきやすくなります。

そのため八味地黄丸は、ヘアサイクルの改善や抜け毛の予防はもちろん、頭皮を健康な髪の毛が生えてきやすい状態に整える効果もある漢方です。

髪が細い・ボリュームがない:婦宝当帰膠Bは貧血に効果的

婦宝当帰膠Bは下記9種類の生薬が配合された漢方です。

  • 当帰(トウキ)
  • 黄耆(オウギ)
  • 地黄(ジオウ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 茯苓(ブクリョウ)
  • 阿膠(アキョウ)
  • 党参(トウジン)
  • 川芎(センキュウ)
  • 甘草(カンゾウ)

婦宝当帰膠Bの70%は当帰が占めています。

当帰には血液を補う作用があり、貧血や冷え性の改善に用いられています。

また、血液の循環を改善する作用もあるので、頭皮の状態を良好にする効果が期待できるでしょう。

髪が細い・ボリュームがない:十全大補湯は血行をよくする

十全大補湯には下記10種類の生薬が配合されています。

  • 黄耆(オウギ)
  • 桂皮(ケイヒ)
  • 地黄(ジオウ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 蒼朮(ソウジュツ)
  • 川芎(センキュウ)
  • 当帰(トウキ)
  • 人参(ニンジン)
  • 茯苓(ブクリョウ)
  • 甘草(カンゾウ)

十全大補湯には全身状態をよくして体力をつける効果があるといわれており、疲労感や乾燥、食欲不振や冷えを改善する効果が期待できます。

血液の巡りが良くなるので、頭皮が健康になって抜け毛の予防に繋がります。

皮脂過剰・抜け毛:黄連解毒湯は炎症の鎮静効果アリ

黄連解毒湯には、「日局オウゴン」「日局オウレン」「日局サンシシ」「日局オウバク」の4種類の生薬が配合されています。

黄連解毒湯は体の状態を落ち着かせ、めまいや動機といったストレス症状や皮膚症状の改善を促します。

頭皮の乾燥や荒れを改善する効果があるので、頭皮の状態が悪い方におすすめの漢方です。

漢方の効果を高める飲み方のコツ3つ

漢方は、飲み方によって効果が高まることを知っていましたか?
飲み方を工夫すると、生薬が体内に吸収されやすくなり効果が高まります。

漢方の効果を高めるために、以下の3つのポイントをおさえましょう。

  • ぬるま湯や水で飲む
  • 空腹時に服用する
  • 使用方法をよく読み、用量・用法を守る

ぬるま湯や水で飲むことで吸収を促す

漢方を服用する際は、必ずぬるま湯もしくは水を用いましょう。
たっぷりのぬるま湯や水で漢方を服用することで、体内への吸収力が高まるので効きやすくなります。

ジュースや牛乳、コーヒーやお茶などは漢方の吸収を阻害する可能性があるのでNGです。

また、水なしの服用も吸収率が下がるので、かならずぬるま湯や水を用いて服用するように心がけてください。

空腹時に服用して成分の吸収率を高める

一般的な医薬品は食後に服用する場合もありますが、漢方は空腹時に服用することがおすすめです。

空腹時に服用することで成分の吸収率が高まり、効果が表れやすくなるためです。
そのため、漢方は食前や寝る前、朝起きたときなどの空腹時に服用しましょう。

使用法をよく読み、用量を守る

漢方も医薬品と同じく、きちんと使用方法が明記されています。

記載されている内容に従って、正しい用量・用法を守って服用してください。

漢方によっては飲むタイミングが定められている場合もあるので、必ず使用方法をよく読んでから服用するように心がけましょう。

漢方は正しく飲めば薄毛治療の成功をサポートできる

今回の記事では、薄毛に効果のある漢方と、漢方の効果をより高める服用方法についてご紹介しました。

漢方にはさまざまな種類がありますが、血液の流れを良くしたり全身状態を整えたりする効果があるものが多いです。

血流の悪さや体内の乱れは薄毛の大敵ですので、身体の状態を整えることで薄毛に効果が表れるかもしれません。

漢方を服用する際は用量・用法を正しく守り、たっぷりのぬるま湯や水で服用することが効果的です。

漢方の効果をより高めるためにも、ご紹介したポイントを守って服用してくださいね。