あなたの頭に、本当に植毛は必要ですか?
お薬だけでハゲが治るのに、無理に植毛しようとしていませんか?
こちらでは本当に植毛が必要かどうかを見極める基準を解説。
具体的な施術法・費用、植毛以外の薄毛改善方法についても併せて紹介していきます。
本当に植毛は必要?まずは今の状態を確かめよう
あなたの薄毛には、本当に植毛が必要でしょうか?
まずは現在の状態を確かめ、自分に合った施術を見極めることが大切です。
まずは自己判断できる範囲で、薄毛の種類ごとにどんな治療が向いているかを解説していきましょう。
- 頭頂部のハゲ(O字ハゲ)の場合は薬での治療がおすすめ
- 生え際の後退(M字はげ)が進んでいる場合は植毛が必要な可能性あり
頭頂部のハゲ(O字ハゲ)の場合は薬での治療がおすすめ
つむじ周りや頭頂部の薄毛、いわゆるO字はげが気になる場合は、投薬治療がおすすめ。
頭頂部周りの薄毛は範囲が狭いことが多いので、投薬治療を続けると効果が出てくることが多いからです。
O字はげの他にも部分的な薄毛の場合は、投薬治療で見た目を改善できる可能性が十分にありますよ。
生え際の後退(M字はげ)が進んでいる場合は植毛が必要な可能性あり
生え際の後退、いわゆるM字はげや全体的な薄毛が進行している場合は、植毛が必要になる可能性があります。
あまりに薄毛が進行していると、投薬治療ではどうしようもないことがあるからです。
AGA治療を行っているクリニックは、無料カウンセリングを行っているところが多いです。
そこで現在の状態を見てもらい、適切な治療方法を判断してもらうことも可能なのでおすすめ。
「どの治療方法が良いのか分からない」という方は、まずは無料カウンセリングを受けてみましょう。
植毛タイプは2種類
植毛には主に「人工毛植毛」と「自毛植毛」の2種類があります。
この2種類の特徴や違いについて、具体的に解説してきましょう。
人工的に作られた毛を移植する「人工毛植毛」
1つめは、人工的に作られた髪の毛を頭皮に移植する「人工毛植毛」です。
人工毛は、主にナイロンやポリエステルなどの合成繊維によって作られます。
人工毛植毛は患者自身の希望する本数を、希望する箇所に植毛することができる点がメリットです。
また、すぐに見た目を改善することができることも大きなメリット。
デメリットは、抜け落ちてしまったらもう生え変わらない点。
また、身体が異物と判断して拒絶反応を起こす可能性もあります。
人工毛植毛は、見た目を維持するために年1~2回程度の定期的なメンテナンスが必要です。
自分の毛を移植する「自毛植毛」
2つめは、自分の毛を頭皮に移植する「自毛植毛」です。
AGAの影響が少ない部分(毛が生えている部分)から薄毛の部分に毛包組織を移植し、発毛を目指します。
自毛植毛は自身の髪の毛を生やすことを目的としているため、生えそろえばメンテナンス等は必要になりません。
また、自毛植毛は植毛した毛の約80~95%程度がしっかりと生着するという研究結果があります。
自分自身の毛を移植するので、人工毛植毛のように拒絶反応が出ることも少ないです。
デメリットは、しっかりと生えそろうまでに時間がかかること。
一般的に、髪の毛が生えそろうまでには1年~1年半程度の期間が必要と言われています。
植毛の費用は植える毛によって異なる
植毛には2種類の方法があることが分かりました。
どちらにもメリットやデメリットがあるので、ご自身に合ったものを選択しましょう。
また、人工毛植毛と自毛植毛では費用も異なります。
ここではそれぞれの相場についてご紹介しましょう。
人工毛植毛の相場はおよそ50万円
人工毛植毛の費用は、薄毛の部位や施術範囲によって異なります。
M字はげの改善に必要な本数を1,000~3,000本、1本あたりの費用を260円と計算すると、費用の相場は260,000~780,000円程度になります。
なお、この価格は1回あたりの費用です。
先述の通り人工毛植毛は年1~2回のメンテナンスが必要になるので、メンテナンスごとに同じくらいの費用が掛かると思ってください。
自毛植毛の相場は約150万円
自毛植毛の費用も人工毛植毛と同様、薄毛の部位や施術範囲によって異なります。
また、自毛植毛にはFUTメスという器具を使用する「FUT」と、FUEパンチという器具を使用する「FUE」という2種類の施術方法があります。
M字はげの改善に必要な株数を1,000~2,000株とすると、FUTの場合1,000,000~2,000,000円、FUEの場合1,300,000~2,600,000円程度が相場です。
この他に、別途で手術費等がかかるクリニックもあります。
自毛植毛は、一度生着してしっかりと発毛すればこれ以上費用が掛かることはありません。
植毛は止めておこうかなと思った方向けの対策法2つ
このように、どちらの方法にしても植毛は非常に高額な施術であることが分かりました。
薄毛改善のためにここまでお金をかけるのは難しいと考える方も多いでしょう。
ここでは、「植毛はやめておこうかな」と思った方に向けて、植毛以外の対策方法を2つご紹介します。
- AGA治療薬を使った薬物治療
- ウィッグを使って薄毛を隠すことに専念する
AGA治療薬を使った薬物治療
まずは治療薬を用いた投薬治療です。
投薬治療には「内服薬」と「外用薬」の2種類の方法があります。
カウンセリング時にどの治療薬が合っているか判断してくれるクリニックもありますし、そもそもどちらかしか取り扱いがないクリニックもあります。
基本的にAGA治療に特化している大手AGAクリニックでは両方取り扱いしていることが多いので、さまざまな治療を比較検討したい方はAGA治療専門のクリニックを受診することがおすすめ。
投薬治療にかかる月々の費用は数千円ですが、最低でも半年程度は投薬治療を続ける必要があります。
また、効果が出るまで時間がかかるので、すぐに見た目が改善することはありません。
ウィッグを使って薄毛を隠すことに専念する
続いて、ウィッグを用いて薄毛を隠す方法。
ウィッグは市販のものと、オーダーメイドで作成するものの2種類があります。
オーダーメイドのほうが費用は高いですが、自然に見えやすいので周囲からバレにくいです。
すぐに見た目を改善したい方やあまり薄毛治療にお金をかけたくない方におすすめの方法です。
植毛が必要かどうかは専門クリニックに相談しよう
今回は、植毛の特徴や種類、かかる費用の他、植毛以外の薄毛治療・見た目の改善方法についてご紹介しました。
すぐに見た目を改善したい方は人工毛植毛、時間がかかっても自身の髪の毛を生やしたい方は自毛植毛がおすすめ。
とはいえどちらの方法もかなり高額な治療なので、投薬治療やウィッグといった別の方法で治療や見た目の改善を行うこともひとつの方法です。
ご自身の希望に沿った治療方法を見つけて、薄毛の改善に役立ててみてくださいね。