運動不足でハゲている人は決して少なくありません。
頭皮に血が届かなくなる、ストレスが溜まる、代謝が悪くなる。
運動不足によって引き起こされる悪影響が、今この時もあなたの髪の毛を奪っています。
これ以上髪の毛を減らさない為の対策法を、こちらの記事で詳しく解説していきます。
運動不足で薄毛になる3つの原因
結論から申し上げますと、運動不足は薄毛の原因になります。
具体的には、運動不足によって引き起こされる以下の3つの原因によって薄毛が進行します。
- 血行不良になる
- 身体の代謝機能が低下する
- ストレスを溜め込む
それぞれ詳しく解説していきますので、薄毛に悩まれている方は必ずチェックしてください。
①血行不良になる
髪の毛が成長する為には、髪の毛の栄養がたっぷりと詰まった血液が頭皮に届けられる必要があるのですが、運動不足が続くと血液の流れが悪くなり(血行不良)、頭皮に栄養が届かなくなってしまいます。
すると、頭皮は少ない栄養で髪の毛を成長させざるをえない状況となるため、運動不足が薄毛に繋がる、という流れになります。
②身体の代謝機能が低下する
運動を全くしない、慢性的な運動不足状態が続くと身体の筋肉量が落ちたり、筋肉が凝り固まったりして代謝機能が低下してしまいます。
代謝機能が低下すると、新しい細胞を生み出そうとする働きが鈍くなるため、新しい髪の毛の成長も抑制されてしまいます。
「もう髪の毛を作らなくても良いんだな」と身体が思い込んでしまっている状態です。
③ストレスを溜め込む
運動不足に直接的に関わる内容ではないのですが、薄毛とストレスは大きく関係しています。
一般的に体動かす事は、ストレスの発散に繋がると言われているので、身体を動かしている人よりも身体を動かしていない人の方がストレスが溜まり、薄毛が進行しやすいとされています。
ストレスによる脱毛症は決して珍しい事ではないので、あなたの薄毛もストレス性のものかもしれません。
有酸素運動が薄毛予防につながる4つの理由
薄毛を改善するために運動しようと意気込んだ方にオススメなのは有酸素運動。
ランニングやウォーキング、水泳などが当てはまります。
有酸素運動がオススメの理由は以下の4つ。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 身体の代謝機能が活性化
- 血行不良の改善を促進
- 自律神経の調整
- 汗による老廃物除去作用
①身体の代謝機能が活性化
ランニング、ウォーキング、スポーツなど定期的に運動することで、身体の代謝機能が活性化します。
どちらかというと悪化していた機能が、元に戻るという表現の方が適しているかもしれません。
代謝機能が活性化すると、髪の毛の成長も促進されるので薄毛の改善が期待出来ます。
②血行不良の改善を促進
有酸素運動を生活に取り組むことで、血行不良の改善が期待されます。
有酸素運動によって体が温まり、筋肉がほぐれることで血行が良くなり、今まで頭皮まで届いていなかった栄養が届くようになります。
有酸素運動前のストレッチなども併せて行う事で、より一層血行促進作用が強くなり、薄毛改善に繋がります。
③自律神経の調整
有酸素運動を続ける事で、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが良くなり、薄毛の改善に繋がります。
生活のストレスや仕事のストレスなど、日常の中で溜まるストレスは自律神経のバランスの乱れに繋がりますが、有酸素運動を続けるとストレスが解消され、乱れていた自律神経のバランスが整います。
直接的に薄毛に関係する原因ではありませんが、ストレスによって薄毛になっている人にとって有酸素運動は大きなメリットになります。
④汗による老廃物除去作用
ランニングやウォーキングなど有酸素運動を長時間続けていると、程よく汗が出てきます。
たっぷりと汗を流す事で、老廃物による毛穴の詰まりが解消されます。
詰まっていた毛穴が綺麗になるだけでも髪の毛の成長は促進されるので、有酸素運動が薄毛解消に繋がるメリットの1つと言えます。
薄毛予防になる有酸素運動方法
こちらでは薄毛予防に繋がる有酸素運動を解説します。
数ある有酸素運動の中で特におすすめなのが下記3つ。
理想の運動時間、コツなども詳しく解説いたしますので、運動前に必ずチェックするようにしましょう。
- ウォーキング
- ランニング
- ボクササイズ
ウォーキング
有酸素運動の王道であるウォーキング。
普段の歩行よりも少しだけはやい速度で歩くだけの簡単な有酸素運動です。
理想的な運動量は1回あたり20分。
有酸素運動はキツさよりも動き続けている時間が大切なので、最低でも20分は歩くように心がけましょう。
週に2,3回出来れば十分ですが、薄毛対策の他にダイエットとしてもウォーキングをしたいという人は週5を目標にウォーキングを継続して下さい。
ランニング
有酸素運動として有名ながら、キツい事から誰もが敬遠しがちなランニングですが、ウォーキングと同じように薄毛対策にも非常に適しています。
理想の運動量は1日あたり20分とウォーキングと変わりませんが、消費カロリーがウォーキングよりも多い為、ダイエット効果も期待出来ます。
また、流れる汗の量も多くなるので毛穴の詰まり解消にも良い効果が期待されます。
普段運動しない方がいきなりランニングを始めると体の負担が大きいので、まずはウォーキングに慣れてからランニングに挑戦する事をオススメします。
ボクササイズ
ボクササイズとは、ボクシングの動きを用いたエクササイズの1種です。
ボクシングの他に、ムエタイや空手の型の動きが取り入れられることもあります。
ランニングに負けない全身運動でたっぷりと汗をかけるので、毛穴の詰まり解消に大きな効果が得られます。
様々な動きがあるので一概にコツはないのですが、どこの筋肉を使っているのかを意識して動くことで、より一層有酸素運動としての効果が強くなります。
ランニングやウォーキングと違いジムへ出向く必要があるので、お金と時間に余裕がある方にオススメの有酸素運動となっています。
あわせて知りたい薄毛予防の生活習慣改善方法
こちらでは有酸素運動と併せて知っておきたい、薄毛予防に役立つ生活習慣の改善方法を3つご紹介します。
まずはどれか1つでも良いので、今日から実践して下さい。
- 睡眠環境・睡眠不足の改善
- 食生活の改善と不摂生の禁止
- 薄毛予防シャンプーを普段から使う
睡眠環境・睡眠不足の改善
睡眠の質・時間は髪の健康に欠かせない重要な要素です。
理想は1日8時間、少なくても6時間は眠るようにしましょう。
また、睡眠の質が悪いと感じる人は枕を新しい物に変えてみたり、リラックスできるアロマを使うなどして自分が眠りやすいと感じる環境を作りましょう。
どうしても眠れない夜には、カモミールティーや生姜湯など温かい飲み物を飲んだり、リラックスできる音楽を聴くなどして体と脳を休めましょう。
食生活の改善と不摂生の禁止
食生活の改善は頭皮環境に大きく関係します。
特に以下3つに当てはまる人は要注意。
- 極端な偏食
- 過度なダイエット
- 就寝直前の食事
極端な偏食により、髪の毛の成長に必要な栄養素(特にタンパク質)が不足すると、髪を作る為の材料が足りなくなり、薄毛の原因に繋がります。
過度なダイエットも上記と同様の理由で避けるべきです。
就寝直前に食事すると、胃の食べ物を消化するために血液が身体の中心に集まります。
頭皮に届く予定だった血液量が減り、頭皮の栄養不足・環境悪化に繋がる為、食事は就寝の3時間前には済ませるようにしましょう。
薄毛予防シャンプーを普段から使う
髪の毛を綺麗に見せるシャンプーではなく、頭皮環境を整える「薄毛予防シャンプー」は薄毛になってからでなく、薄毛になる前から日常的に使うのがオススメ。
スカルプDなどのメーカーが有名ですが、自分の肌と相性の良い物を選びましょう。
名前の通り予防シャンプーなので、大きな改善は見込めませんが頭皮環境の改善は薄毛改善にも繋がります。
薄毛対策のうち運動不足解消はコスパ抜群。今すぐ始めて下さい
AGA治療薬を飲んだり、頭皮マッサージをしたり、食事を改めたり。
薄毛を解消するための手段は様々ですが、有酸素運動は薄毛対策の中でもコスパに非常に優れています。
殆どお金もかかりませんし、得られる効果も大きいです。
この記事を読むだけで満足せずに、いますぐ20分のウォーキングに出かけて下さい。