縮毛矯正がハゲの直接的な原因になることはありません。
縮毛矯正をしてもしなくてもハゲる人はハゲます。
こちら記事では、縮毛矯正が薄毛に与える影響を解説した上で、薄毛の人が縮毛矯正をするにあたって気をつけたいことやおすすめの自宅ケアについて紹介していきます。
縮毛矯正はハゲの直接的原因にはならない
縮毛矯正をしても、薄毛を進行させる直接的な原因にはなりません。
ただし、頭皮に与える影響がゼロというわけでもありません。
縮毛矯正では、施術中に強い薬剤を使ったり、アイロンで髪を伸ばしたりするため、使う薬剤やアイロンの使い方によっては頭皮へ負担を与えます。
また、縮毛矯正をすると全体的にボリュームダウンするため、髪が薄くなったと感じることもあります。
加えて、縮毛矯正を繰り返した場合、髪の中の栄養が失われ、細い毛質になることもあります。
髪が細くなるとボリュームが少なく見えたり、切れやすくなったりすることで、結果的にハゲてきたと感じることもあるかもしれません。
このように、いくつかの要因が重なることで、縮毛矯正をすると薄毛になると感じる場合があります。
縮毛矯正で頭皮・髪に負担をかけないポイント
髪のボリュームを失わずに縮毛矯正をするためには、頭皮に負担をかけない施術をしてもらうことが重要。
こちらでは、頭皮や髪に負担をかけずに縮毛矯正するためのポイント2つを解説します。
- 頭皮へ薬剤を付着させない
- アイロンで強く髪を引っ張らない
頭皮へ薬剤を付着させない
縮毛矯正に使用される薬剤は、程度の差はあれ、髪や頭皮に刺激を与えるもの。
そのため、頭皮に薬剤が付くと髪のダメージにつながることがあります。
薄毛に悩んでいる場合は、施術時になるべく頭皮に薬剤が付着しないように気をつけてもらいましょう。
また、強すぎる薬剤を使わないことも大切です。
特に強い癖毛の場合は、一度でしっかりと癖を直せるよう強力な薬が使われることも多いです。
しかし、そのような薬が頭皮へ付着してしまうと、髪の毛や頭皮へのダメージも大きくなってしまいます。
縮毛矯正をかけるときは、美容師に必ず薄毛で悩んでいることを伝えた上で、相談して使用する薬剤を決めましょう。
少し恥ずかしいかもしれませんが、「薄毛を気にしているから強い薬剤を使わないで」とあらかじめ美容師に伝えた方が、後々のトラブルが避けられます。
アイロンで強く髪を引っ張らない
縮毛矯正の施術では、ストレートアイロンで髪の毛を伸ばしていく作業があります。
このとき、髪が薄い部分を必要以上に引っ張らないようにしてもらいましょう。
強い力で引っ張ることで、今ある髪の毛を抜いてしまう恐れがあります。
縮毛矯正をかけた後には、ドライヤーで乾燥させ、さらにストレートアイロンをかけられます。
このときに、強い圧力でプレスしながらアイロンがかけられると、髪のダメージに繋がります。
正常な髪の毛は綺麗な円柱状ですが、強い熱と力でアイロンがかけられると、髪の毛は潰れてしまいます。
潰れた髪の毛はボリュームが落ちて見え、結果的に髪が薄くなったと感じる原因にもなります。
やはり、施術の前には薄毛に悩んでいるということを伝えましょう。
そうすることで、髪へのダメージの少ない強さ・温度でアイロンをかけてくれるはずです。
縮毛矯正のダメージを最小化するシャンプー
薄毛の人が縮毛矯正をする場合は、髪にダメージを与えないように施術してもらうことに加えて、自宅での日々のヘアケアにも気を使うことが大切です。
ここでは、縮毛矯正のダメージを最小化するシャンプーを紹介します。
- 頭皮に優しいアミノ酸系シャンプー
- ダメージ毛を保護する保湿シャンプー
頭皮に優しいアミノ酸系シャンプー
アミノ酸が配合されたシャンプーは、頭皮や毛髪への負担が少なく、皮脂を余分に落とすことなく洗髪できることが大きなメリット。
また、アミノ酸系シャンプーには保湿性が高く優しい使い心地のシャンプーが多いため、抜け毛や薄毛で悩んでいる人はもちろん、頭皮が乾燥しやすい人や敏感肌の人にもおすすめできます。
ダメージ毛を保護する保湿シャンプー
髪の乾燥やダメージが気になる場合には、保湿シャンプーの使用がおすすめ。
特に注目したいのは「セラミド」や「ヒアルロン酸」が含まれたシャンプーです。
セラミドは油になじむ性質を持ち、髪本来のキューティクルを補強しながら、髪を外部刺激から守ってくれます。
ヒアルロン酸は、水分保持力が優れた物質です。ヒアルロン酸配合のシャンプーを使うことで、保護膜が髪の表面を覆い、髪へのダメージから守ってくれます。
髪にダメージを与えない方法で縮毛矯正をしましょう
ここまで、薄毛の人の縮毛矯正について紹介してきました。
縮毛矯正が直接的に薄毛につながることはありませんが、髪の毛が細くなったり、切れやすくなったりする可能性はあります。
そのため、縮毛矯正施術の方法やシャンプーの選び方を工夫することで、なるべくダメージを与えないことが重要です。